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未だ残る負の遺産と明るい夢を語る人々 の巻

昨日に引き続き、任地外生活についてまとめておきます。

今日は、
バッタンバン州にて参加させていただいた「地雷撤去」作業の見学について。
隊員になる前からやはりこの活動についてはかなり興味があり、
都合があえば参加したいと、ずっと思っていました。

撤去作業を行っているのは、
カンボジアの政府機関であるCMAC(カンボジア地雷対策センター)と、
それを支える日本のNGOであるJMAS(日本地雷処理を支援する会)の活動です。
それぞれのホームページは、↓へ。
CMACさん  http://www.cmac.gov.kh/
JMASさん http://jmas-ngo.jp/ja/

イメージからすると、
かなり「暗い」感じの内容ですが、
そこで働いている方々は、
日本人(元自衛隊の方)もカンボジア人(元軍人さんが大半)もみんな陽気な方で、
すぐそばに「地雷」が本当にあるのかどうか、
錯覚を起こしてしまいそうな不思議な現場でした。
(ちなみに、バッタンバン州都から車で約50分くらいの地域です)

IMGP7007.jpg IMGP7012.jpg

現場スタッフの責任者の方から説明を受け、
こんなプロテクター(?)を装着して、現場へ向かいました。
対人地雷、対戦車地雷と、その処理の方法は異なるらしく、
それぞれの場所(進捗状況)に応じて、
時間をかけて事故のないように、ゆっくりと作業を進めていらっしゃいました。

見学に行った際には、
実際に埋設されている地雷は見る事ができませんでしたが、
いただいた写真によると、
DSC02036.jpg
このマークのすぐそばにも、こうして地雷が埋まっているわけです。。

また、
これも実際に見た訳ではありませんが、
こうした地雷や不発弾が発見されると、
他から取り出した火薬を使用して、
下のように処理をするとのことです。
その際、最低100mは離れなければならないそうです。
2012-6-7 (7)
地雷 (3)

そうやってできた穴がこれ↓です。
IMGP7023.jpg
人がまるまる入れてしまうスペースが出来上がってしまいます。
威力の凄まじさを目の当たりにしました。

カンボジアにある地雷の正確な埋設数はわからないそうです。
以前の調べによると、400万から700万という数があるそうです。
かつて読んだ本によると、
それらすべてを人の手で撤去するためには、
相当な時間を要するとのことでした。
ただ、最近は↓のような日本製の大型車を用いる事で、
荒削りではありますが、
だいぶ作業もスムーズに進むとの事でした。
IMGP7095.jpg
実際に稼働している様子も見学できました。

JMASの出資元であるK社さんは、
ただ地雷を撤去するだけではなく、
それに伴う社会資本の充実が大切だという事で、
元地雷原の住宅用地を公平な方法で分配したり、
道路や橋、学校などの建築にも手を入れておられました。
IMGP7045.jpg
IMGP7061.jpg
道路を整備するみなさんも、
その学校に通う子どもたちとも記念写真を撮りました。
カンボジア人らしいハニカミ笑顔がとても印象的でした。

JMASで働く日本人のIさんが、
最後にこんなお話をしてくださいました。
「通訳を勤める絵の上手なスタッフに理想の未来を描かせた。
 そうしたらいくつか立ち並ぶビルと電線、
 そして二本あるヤシの木の下で座って話す恋人たちが描かれていた。
 そんな未来の姿を創ることに少しでも貢献したい」
と。。

未だ残る地雷という「負の遺産」に立ち向かっているみなさんは、
「明るい未来」を夢見て、一生懸命に汗を流す方々でした。
お世話になったみなさん、ありがとうございました!
くれぐれもお気をつけて作業を続けてください!!
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